静岡県北東部に位置する東山地区の茶畑の周りには「茶草場」と呼ばれる大小様々な草地があります。こちらでは150年以上も前から良質茶の栽培を目的に、農家の方々が手間隙かけて草を刈り、草を茶畑に敷く「茶草場農法」(2013年世界農業遺産認定)を続けてきました。このお茶にこだわる思いが里山の生物多様性の維持に役立ってきました。
こうした環境の中で咲く「ささゆり」は種が出来てから花が咲くまで7年もの月日がかかるため、毎年草刈りをして手をかけなくてはなりません。
このようなお茶農家の方々が手間をかけて守っている環境の中で育てられた茶葉を、敢えて葉と茎・粉・芽を選別せずに仕上げた掛川深蒸し荒茶「ささゆり」。新鮮で爽やか、飽きのこない風味をまるごと楽しめるお茶に仕上げました。深蒸し茶なので、お茶の健康成分も余すことなくお召し上がりいただけます。